【Mac】Catalinaでスリープ後に再起動してしまう対処法(ターミナル編)


注意
本記事は【解決Mac】Catalina10.15.6でスリープ復帰時の再起動、zip展開エラーが解消で解消されていますので、はじめに御覧ください。

本記事では、スリープ後に復帰しようとすると、再起動してしまう場合の対処法を方向します。
本記事は、【Mac】Catalinaでスリープ後に再起動してしまう対処法(システム設定編)の続編になります。







今回のポイント

前記事で解決しなかった場合、一般的なパターンとしては、2通り考えることができます。
スリープから復帰時は、
1. すぐに復帰したのか?(数分〜数十分程度)
2. それとも長時間(数時間以上)経過してから、復帰したのか?
です。

1の場合を通常(ノーマル)スリープといいます。
(メモリ上にデータを保持するので、電力消費は多いが、すぐに復帰します)

2の場合を、ディープスリープといいます。
(ストレージ上に、メモリのデータを退避させるので、消費電力は少ないが、復帰は遅いです)

デフォルトのmacの状態では、12を組み合わせた「セーフスリープ」が設定されています。
(セーフスリープ: 短時間の場合は、ノーマル、長時間になるとディープスリープに切り替わる)

実は、今回の原因としては、セーフスリープの切り替わりが問題になっているケースが多く報告されています。(ネットのフォーラムなどで数多く報告されています)

そこで、今回の対処法としては、セーフスリープをやめて、1.ノーマルスリープに設定を変えてみて、様子を見て見ましょう!






ノーマル(通常)スリープに設定する

1.ターミナルを立ち上げましょう。(スポットライトに「terminal」と打つと簡単です)

2.pmset -g を入力し、hibernatemodeが「3」セーフスリープになっていることを確認します(デフォルト)

pmset -g

3.sudo pmset -a hibernatemode 0vを実行します。(パスワードが求められたら、Macにログインするパスワードを入力します)

sudo pmset -a hibernatemode 0

pmset -gを入力し、hibernatemodeが「0」ノーマルスリープを確認します。

4.ターミナルを閉じて完了です。

これでしばらく様子をみてみましょう。






ディープスリープに設定する(ノーマルスリープがダメな場合)

もし改善されない場合は、3で実行したコマンドを、

sudo pmset -a hibernatemode 25

に変更して試してみてください。

違いは、「25」の数字です。

こちらは、ディープスリープの設定になりますので、スリープ復帰は少し遅いが、電力は消費されないモードですね。

デフォルトへの戻し方

以下のコマンド(セーフモードにするやり方)を実行すればセーフモードに戻ります。

sudo pmset -a hibernatemode 3

まとめ

ターミナルの設定から、デフォルトのセーフスリープを、ノーマルスリープまたは、ディープスリープに切り替えて対処する(様子を見る)方法を紹介しました。

これらの症状は基本的にOSの問題なので、いずれは解消される場合がありますが、昔から多く報告されているバグでもありますので、正直いつ治るのかわかりませんので、自己責任にはなりますが、いろいろ試してみるのがおすすめです。